教育理念

本校の教育理念

日本で生まれ育った在日同胞子弟が豊かな民族性を身につけ、祖国と民族の繁栄、在日コミュニティの発展、朝鮮と日本の友好、多文化共生に貢献しうる人材、さらには国際舞台で活躍できる有能な人材を育成することを教育理念としています。

また、在日の新しい世代が民族の文化と伝統に誇りを持ち、幅広い知識と高い品性を備え、日本の地域社会の中で豊かな共生社会を築いていく姿が本校教育の理想とするところであります。

言うまでもなく、民族的自覚と母国語を軸とした民族文化に精通することは、真の国際人であるがための必須条件であり、優れた語学力と情報化社会への対応能力が、これからの時代に要求される重要な資質と考えています。

本校が掲げる学校像

一貫教育を行います。

中級部で3年間、高級部で3年間という別々の「3年ずつ」ではなく、6年間を通して、一貫性のある“教育システム”がきちんと構築された大阪中高。

また6年をかけて、大切な生徒たちをしっかりと育てる中高教員たちの想いや力のこもった大阪中高を目指します。

共育活動を行います。

他の学校にないウリハッキョの強みはなにか。

それは、学校、家庭、同胞社会との繋がりや協力の中で、思いやりや、逞しい人材を育てることが出来ると言うことです。

この強みをこれからも最大限に生かしていこうと考えています。

これからも数多い様々な同胞たちの愛情や力を活用した斬新で企画力に満ちた共育活動を通じ、生徒たちの幅広い経験や、豊かな完成を育んでいく。

このような大阪中高を目指します。

対外交流の場としての教育を行います。

対外交流を活発に行い、ウリハッキョの公益性や価値を、より幅広く高めていきます。

様々な交流活動を通し、生徒たち自身がチョソンサラムとしての自覚をもち、他者とも積極的に交わっていく中で、国際的感覚をも育める大阪朝高を目指します。

本校が掲げる人材像

朝鮮半島の未来や、在日同胞社会の発展に寄与する人材を育成します。
世界や日本社会の様々な舞台で活躍する有能な人材を育成します。

アイデンティティの確立や民族文化の習得などが含まれる民族性。

積極性や問題解決能力などが含まれる主体性

リスペクト精神や「協働力」(チームワーク力、コミュニケーション能力)などが含まれる社会性

この3つのキーワードは、大阪中高が育成しようとする人材像に則し、チョソンサラムとして生きていく上で必要とされる<生きる力>につながると考えます。

また、大阪中高では、<認知能力>(テストなどで測れる知識の部分)以上に<非認知能力>(テストなどで測ることの出来ない人間力)を重要視します。

そのためにも民族性や主体性、社会性などといった<生きる力>を中高6年間の教育活動を通じしっかりと育成していきます。

その担保となる3つの力を基礎力(基礎学力)、思考力、実践力と捉え、幅広い基礎学力に基づく深い思考やアイデアの創造、様々な実践を通して生徒たちの<生きる力>に繋げていきます。