学習活動の特徴

言語教育の強化

大阪中高では母国語としての朝鮮語、母語としての日本語、外国語としての英語の3言語教育を実施することによって、生徒たちのアイデンティティーを確かなものにすることはもちろん、生徒たち自身の考えを朝鮮語、日本語、英語で表現できる資質、能力を育成することを目標としています。

その中でも特に朝鮮語教育については、未来の繁栄する朝鮮半島を展望し、朝鮮語を学校生活でのコミュニケーションツールとして活用し、学び合い、民族的アイデンティティーを確立していくとともに、朝鮮語能力を体系的に身に付けるための授業実施しています。

また、マルチリンガルとしての十分な可能性も見据え、3言語による各種スピーチコンテスト、作文コンテスト、発表会などの機会を積極的に取り入れ「聞く、話す、読む、書く」の「4技能」を図る活動を実施しています。

英語の授業では、中級部が週一回、高級部が二週に一回の外国人講師によるTT授業(チームティーチング授業)を通じ、生徒たちの英語学習に対する関心と意欲を高めています。

補習の強化

中級部では、基礎学力の定着を図るためすべての科目における週2回の補助講座、より高いレベルの学習活動を目的とした週2回の希望制特別講座(英語、数学)を行っています。

高級部では、理系コースの週三回の放課後補習(数学、英語、学年ごとの指定科目)および文系コースの週2回の課題学習を基本とした放課後活動を行っています。

能動的学習活動

これからの社会の発展を見据え、生徒自身の主体性をより育むために、すべての科目の授業においてアクティブラーニングなどの能動的学習を積極的に取り入れています。

特に、グループワークやディスカッション、研究発表などを授業に導入し、自分で考え、答えを見出し最後までやり遂げる能力を育てていきます。

資格試験

中級部では、言語スキルのさらなる向上のために英語検定、漢字検定試験の受験を義務化し、すべての生徒が3級以上の取得を目指します。

またハングル検定試験の受験を奨励し、希望者が合格できるシステムを構築していきます。

高級部では、希望制によるハングル検定、英語検定、漢字検定試験で準2級以上の合格を目標に学習指導を行っています。(2020年度、漢字検定受験の義務化/高1)

その他、文系コースの日本語演習を選択した生徒たちは日本語検定3級以上、情報処理を選択した生徒たちは日本情報処理検定試験準2級以上の合格を目標に学習指導を行っています。